第7号
2002年
9月9日
1F たかはしクリニック
078(882)6432
2F 大田整形外科クリニック
078(882)8822
3F みよし内科クリニック
078(882)1122
4F 波田眼科
078(882)6338
 発行 メディカルハット
 神戸市灘区岩屋北町5-1-31

             


今回のテーマは人工関節です。

 変形性関節症、関節リウマチ、外傷などのため股関節や膝関節が破壊されると、関節の痛み、歩行障害などが生じてきます。関節の破壊が軽度の場合は、つえの使用、リハビリ、鎮痛剤の服用などで症状が改善される場合があります。しかし関節破壊が進行している場合はこれらの方法では症状が改善せず、人工の関節に置き換える以外に方法のないことがあります。手術がうまくいくと症状は劇的に良くなります。痛みは消え、関節の動きもよくなって普通に歩くことが出来ます。
 一方、心配なこともあります。股関節の場合には、脱臼しないよう注意が必要です。また、細菌感染に弱く、場合によっては人工関節を抜いて入れ替えることもあります。また、人工関節の金属やプラスチックと骨との接着が緩み、再手術が必要な場合もまれにあります。人工関節には耐用年数があり、通常10年から20年です。
 こうした長所、短所を理解したうえで、人工関節手術後の日常生活でどんな注意が必要か、お話します。
手術を受けた後、関節を安定化させるためには持続的な筋肉トレーニングが不可欠です。

 この要領は手術前後ようのリハビリ訓練で覚えてゆきます。歩く時には股関節や膝関節に体重の4倍から5倍の力がかかります。人工関節を長持ちさせるためには、重い荷物は持たないこと、走ったり跳んだりしないことが大切です。     
 人工股関節は脱臼しやすい性質があるため、しゃがんだり、あぐらをかいたりするのは危険です。イスを使った生活に切り替えましょう。また、手術方法により、後ろに脱臼しやすい場合と前に脱臼しやすい場合がありますので、手術を受けるときよく聞いてください。
 当院では手術が必要かどうかの診断とリハビリ訓練を行ないます。院長は毎週水曜日に神鋼病院で手術に参加していますので、人工関節手術も神鋼病院で受けられます。ご相談ください。

(大田整形外科クリニック  大田 秀一)

兵庫県小児糖尿病キャンプが8月9日から13日まで和田山にある南但馬自然学校で行われました。病気と闘う子どもたち、親、そして医師の交流の場として企画され、今年で21回目です。子どもたちの元気な様子をお伝えします。

7月28日プレキャンプ
 兵庫区の湊川神社横の婦人会館で、開会式、子どもたちの結団式、講演会、親の会を開きました。講演会では、管理栄養士の田辺先生が食事療法について、兵庫県糖尿病協会から神戸大学糖尿病内科の宮田先生が合併症について、宅見先生が小児糖尿病の病態と治療について講演。ハットの波田先生には眼科合併症の予防と治療について話していただきました。司会は私が務めましたが、有意義な話をたくさん聞くことができたと思います。



8月9日(金)

 さあ、いよいよキャンプ出発です。午後零時半にJR灘駅に集合し、バスで2時間かけて南但馬自然学校に到着しました。夕食後、武庫川女子大の石崎先生の指導でコンピューター・グラフィック(CG)を使った糖尿病食事交換表の勉強をしました。だれでもわかりやすく食事の献立ができるように、毎回進歩しています。



■8月10日(土)

 ラジオ体操から1日が始まりました。血糖測定、インスリン注射後は飯ごう炊さんです。メニューはカレーうどん。昨夜から足踏みでこねたうどん粉を切ります。班ごと太いのやら細いのやらいろいろでしたが、カレーも上手においしくできました。昼からはウオークラリーです。歩く距離が長いので、子どもたちは少し距離を短くしましたが、それでも血糖値は下がります。夜は天体観測。西宮市小松小学校の松本先生に講義してもらいました。天体望遠鏡をたくさん用意したのに曇り空で星が見えず残念。そのかわり「夏の大三角形」や北斗七星、流星群のスライドを見せてもらいました。



8月11日(日)
 
朝はゲーム大会、午後は運動会。天気もよく、みんなよく動きました。夜には肝試し。もう、血糖値は下がりっ放しでした。
 


8月12日(月)
 午前は写生大会。昨年は2人が医薬品会社主催のコンクールで最優秀となり、東京ディズニーランドに招待されました。今年も期待できそうです。午後は竹細工、竹とんぼ作りに挑戦しました。最後の夜はキャンプファイア。年々、出しものも増え、盛り上がります。それだけ感動も大きくなります。「ツキツキ」を踊っていると、なんと大雨。まるで雨乞いの踊りになってしまいました。でも場所をかえて、みんながんばりました。



8月13日(火)

 朝から感想文を書きました。楽しかったキャンプ場ともお別れです。初めて参加した小学校1年のNさんは血糖測定とインスリン注射が2日でできるようになりました。中3のK君は一人で血糖測定、インスリン注射もできます。子どもたちはそれぞれ、成果と思い出を作って帰りました。家庭でもがんばってください。来年またここに集まりましょう。




(たかはしクリニック 高橋利和)