
| 医学研修のためオーストラリア南部のアデレードに留学した大黒柱先生とその家族の物語。文化の違いなどさまざまな試練を乗り越えて・・・。 |
朝陽の昇る前から起きて暗いうちに活動を始める人、太陽が地上を照らし始める頃に動きを合わせるかの人、お昼近くまで眠りの中につ かっている人・・・。この地球上にはどんな時間でも、必ずどこかで一日を始めたり、一日を終えている人たちがいる。そう思えば楽しいことではある。とはいえ、たいていの人にとって早朝7時前に職場にいなければならないというのはつらい。
オーストラリア・ロイヤルアデレードの病院の朝は早い。大黒柱先生は7時30分に始まる病棟回診のための準備で7時には病院に着いていなければならない日が週に2、3日はある。それ以外の日は全体ミーティングの始まる8時30分で許されるのだが・・・。その繰り返しの中、

ロイヤルアデレード病院
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週に2回は救急当番として夜中、病院に待機する義務が回ってくる。医師としての仕事には健康で体力がある事がまず要求される。体力と気力が医師として果たすべき仕事には基本的に必要であるようだ。その上で身につけた知識と技術が生かされるのだ。
確かにやりがいはあるが過酷な仕事だ。大黒柱先生は、そんな生活に耐えているように見えた。不規則な生活に奥さんも付き合わされるが、自分のペースでやっていける分、気は楽である。だからこそ、にこにこと付き合えるのだ。
そんなある日のことだった。夜も更けてたった一人起きて先生を待つ奥さん。テレビの前に座ってボーと訳のわからぬニュース番組(当然英語)を見ていた。するとなんとなく、今夜アデレード病院に銃撃された銀行強盗が運ばれた、というようなニュースが聞こえてきた。怖い怖い、と思いながら奥さんはそのままソファでうたた寝に入った。その後、数時間が経過して、午前3時前に一日の救急当番から解放された先生がご帰宅。お疲れの先生、聞くとなんともう一人の医師とその強盗を手術したという。警官に狙撃され、頚部深くに埋まった銃の玉を取り出したが、出血多量で亡くなったとのこと。先生はお風呂から出てきてすぐ熟睡。次の日も早い。アデレード病院勤務2ヵ月目ころの出来事だった。
体力と気力、知識と技術の習得、さらに気持ちの切り替え。医師は、本当に大変な仕事である。
オーストラリア物語は今回で一応終えますが、後ほど大田整形外科クリニックより独自に続けてまいりますのでこれからも楽しみにして下さい。お読みくださった方々に感謝いたします。ありごとうございました。
(大田整形外科クリニック by 高江) |
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現在、成人日本人の3分の1のかたが高血圧であると推定されています。それだけ身近な病気であるため、たくさんの患者さんから血圧に関するさまざまな質問を受けます。医師の立場からすると、思いもよらないことが理解していただけていなかったり、不安に思っておられたりするのだなあ、と日々実感しています。今回はその中でよくある質問について、いくつかピックアップします。
| A 動脈硬化を引き起こし、狭心症〜心筋梗塞・脳梗塞などの血管がつまる病気の原因となります。また心臓肥大・腎不全などの臓器障害を引き起こします。 |
| A 年齢にかかわらず、成人の正常血圧は130/85以下とされ、140/90以上の人が高血圧と診断されます。 |
| A ふらつき・めまい・頭痛・動悸・息切れなどがありますが、やっかいなことにこういった自覚症状はあまり出現しません。 |
| Q 自宅で測定するのにどんな血圧計を選んだらいいですか? |
| A できたら肘のところで測定するタイプ(病院で測るのと同じ条件になります)を選びましょう。手首や指先で測るタイプの血圧計もありますが、これらは正しく測ることが結構難しいのです。血圧測定の際、その部位の動脈の拍動をしっかりととらえないと間違って最高血圧は低く、最低血圧は高い値になってしまいます。指先で測るタイプのものは気温の影響(冬は拍動をとらえにくくなります)を受けるので、おすすめしません。手首で測定するタイプは比較的正しい値が測れますが、手首を心臓の高さにして測るために腕を曲げる必要があります。この時、動脈硬化が進んでいる方の場合は血管も曲げることになるのでやはり間違って低く計測されてしまいます。そのほか、付随する機能としてプリンターやデータ記憶ができるものもありますが、その分高価になるので、シンプルに測定だけできるものでいいと思います。 |
| A まず、座って深呼吸しましょう。測定するほうの腕まくりをしっかりします。カフ(腕に巻く部分)が心臓の高さになるようにして1〜2分の間隔を置いて2〜3回測定し、一番低い値を記録しましょう。 |
| A 血圧は自律神経の影響を受けます。このため休んだりリラックスすると下がり、興奮したり運動したりするとあがります。 |
| A 血圧の薬は「治すために飲む」のではなく、「整えるために飲む」と考えてください。ただし、高血圧になりやすい生活習慣(肥満・睡眠不足・塩分過剰摂取・過労・喫煙・運動不足など)が改善されると休薬できることもありますので頑張る価値が大いにあります。 |
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