第18号
2004年
7月
1F たかはしクリニック
078(882)6432
2F 大田整形外科クリニック
078(882)8822
3F みよし内科クリニック
078(882)1122
4F 波田眼科
078(882)6338
 発行 メディカルハット
 神戸市灘区岩屋北町5-1-31

             



  子供の結膜炎ですが、うつるものとうつらないものをどう見分けるのですか?うつるものでなければ、プールに入っても良いですか?
  結膜炎には大きく分けて3つの原因があります。細菌性、ウイルス性、アレルギー性です。アレルギー性は他人にうつる可能性はなく、細菌性とウイルス性の結膜炎の場合、他人にうつる危険があります。特にウイルス性は感染力が強く、プールや学校などで流行することがあります。
  これらの結膜炎の見分け方は単純ではありません。かゆみや痛みなどの自覚症状、炎症が生じている場所と程度、耳の前のリンパ節に腫れや痛みはないか、どのような目やにが出ているかといった点から区別します。

  プールで感染が広がることから「プール熱」(咽頭結膜熱)といわれるウイルス性結膜炎が、現在、夏本番を前に「過去最悪の流行」と、新聞紙面などで報道されています。プール熱はアデノウイルスによる感染症で、結膜炎に加えて発熱やのどの痛みの症状があります。
  このプール熱の場合、確定診断をつけるにはウイルス診断キットというものを用いることもあります。これは有用な検査ではありますが、診断できる割合が50%と低いために陽性に出れば間違いありませんが、陰性に出てもアデノウイルス性かどうかを完全に否定できないという問題があり、最初に述べたような臨床診断が非常に大切になっています。
  プールについては、まずウイルス性の場合は他人へ感染が広がる危険があるので入ってはいけません。ウイルス性以外の感染力が比較的低い結膜炎の場合も、充血が強く、目やにがたくさん出ている時期には、炎症を起こしている粘膜を守るためにプールへは入らないほうがよいでしょう。

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  42歳男です。現在シークエンス(使い捨てソフトコンタクトレンズの一つ)を使用しています。老眼になってきていますが、コンタクトの使用は止めた方が良いでしょうか。また使っても良いなら、年齢的に何歳ぐらいまで可能でしょうか。

  コンタクトレンズに何歳までという決まりはありません。適切に手入れを行うことができ、異常を感じた時に放置せず眼科で診察を受けることができるような状況であれば何歳であっても使用可能です。例えば、白内障手術後の特殊なソフトコンタクトレンズの場合、家族の協力を得ながら80歳を超えても使っている人はいます。
  ただ、コンタクトレンズを長年使っている場合には、レンズの下にある角膜の細胞が弱ってしまい、使用を続けるとことができなくなったり、高齢になってから白内障などの手術を安全にできなくなる場合もありますので、定期的に眼科検診を受けることが大切です。
  老眼が問題となる年齢でのコンタクトレンズの使用法としては、@遠近両用のコンタクトレンズを用いるA普通に遠くが良く見えるように矯正したレンズを装用した上で老眼鏡を使用するBレンズの度数を少なくして遠くを見る視力を少し下げて近くを見やすくするかです。いずれの方法がよいかは、車の運転をよくする人なのか、事務作業が中心かなど、使う人の環境によって変わってきます。
     

 (波田眼科  波田 順次)
 

扁平足は運動不足によるのでしょうか。
 




  扁平足にもいろいろありますが、そのうち大人におこる扁平足には確かに運動不足(筋力低下)が原因と思われるものがあります。扁平足とは、土踏まず(足の内側縦アーチといいます)がなくなり、足裏が扁平になっているものですが、成長に伴ない@小児期扁平足A思春期扁平足B成人期扁平足の3つに分けられます。ただ、扁平足の人は多いですが、実際、痛みなどで困っている人はわずかです。また、3歳まではほとんどの子どもは扁平足です。この年齢の子どもの土踏まずには脂肪がついていて扁平足のように見えます。3歳を過ぎる頃からアーチが出来てきます。
  問題は、大人になってから発症し、足裏の痛み、ふくらはぎや腰の疲労感(だるさ)、痛みのため歩行障害などを生じてくる扁平足です。これは肥満と運動不足が原因と考えられるものです。体重増加で足の縦アーチが下へ押しつぶされ(平低化)、さらに足を下内側へ曲げる(土踏まずが上を向くような動き=足の内がえし)作用を持つ筋肉の働きが弱まると扁平足になります。最近太ってきて足の内側や裏側に痛みと腫れがあったり、足の内がえしや片足つま先立ちができないなどの症状がある場合は、一度、整形外科専門医に診てもらった方がよいでしょう。発症早期であれば、縦アーチを支える足裏に敷くパッド(足底挿板)を使うのが有効です。また足の内がえしを行なう筋肉(後脛骨筋)や、足底筋肉の筋力増加訓練も必要です。ごくまれに腱鞘滑膜(けんしょうかつまく)の切除とか腱の移行術、関節固定術など手術治療が必要な場合もあります。

(大田整形外科クリニック 大田 秀一)

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