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Q 新聞やテレビで時々、結核の集団感染のニュースを見ますが、結核はまだまだ身近な伝染病なんですか。
A 結核を一昔前の病気と思っているかたも多いと思いますが、実は現在でも日本で最も多い伝染病で、10万人あたり35人近くの人が患っています。何年か前にも神戸で結核の集団感染がありましたが、意外にも大阪府・兵庫県は日本でも結核の発生の多い地域なのです。
Q 結核はどのように伝染するのですか。
A 結核の中で一番多いのは肺結核です。患者さんの咳や痰に混ざって空気中に出た結核菌を、呼吸により吸入することで伝染します。 結核菌自体は日光などに弱く、免疫力のしっかりした人は菌を吸入しても発症しないため、感染がそれほど爆発的に広がることはありません。ただ咳の激しい結核患者さんと一緒に生活する状況だとうつりやすくなります。また、免疫力が落ちているとき、例えば、お年寄りや乳幼児、糖尿病患者、抗がん剤やステロイド、免疫抑制剤を投与してるかた、透析、過労などの場合は、感染の危険が高くなります。
Q 咳や微熱が続くなど、風邪と似ていますね。
A そこが問題なんです。症状が風邪や気管支炎と非常によく似ているため、感染していても気づかず、放置しがちです。その結果、家族や同僚などにまたうつしてしまう、というように、被害〜加害の悪循環になってしまうからです。
Q 子供の頃にツベルクリン反応が陰性でBCG接種を受けていれば、大丈夫ではないんですか。
A 残念ながら違います。BCGは結核菌に軽く感染させて免疫をつくりますが、結核は一度感染したからといって終生免疫ができる病気ではありません。結核は初めて感染した時が最も症状が強く出て、予後も悪いのですが、子供の頃にBCGを接種しているかたが多いため、典型的な症状が出にくく、むしろ診断を難しくしている面もあるのです。咳・痰が2週間以上続く、微熱が続くといった症状があるときは念のため医療機関を受診しましょう。検査は簡単で、胸部レントゲン、痰の検査、血液検査、ツベルクリン反応検査などを行います。
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