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Q 高血圧と言われたら、すぐに薬を飲まないといけないのですか
A 三大生活習慣病といわれている病気があります。高血圧、高脂血症、それに糖尿病です。これらの病気が恐いのは、どれも軽症のときには自覚症状がないことです。かなり悪い状態でも、なかなかお薬を飲むことを納得してもらうのが難しいこともあります。さらに、やっかいなことにこの三つの病気は静かに動脈硬化を引き起こして、ある年齢になった時に脳梗塞や心筋梗塞といった命にかかわったり、寝たきりになる病気を引き起こしてしまう「静かなる殺人者」、サイレント・キラーなのです。
Q 薬を飲み始めたら一生飲み続けないといけないのですか。
A 初めて高血圧や高脂血症と診断された患者さんに薬をすすめると、一番よく訊かされるのがその質問です。もちろん、生活習慣病というからには、運動をきちんとしたり、食べ物を考えて肥満を解消できたら、薬に頼らなくてもよくなることもあります。患者さん一人一人の生活習慣を丁寧にお聞きして、注意点を各々指導させていただきます。ただ、残念ながら遺伝的に素因をもっていらっしゃる方も多く、生活の是正だけでまったく内服をしなくてすむようになるのは、ほんの一握りです。
Q 薬をやめると元に戻ってしまうということも聞きます。
A 「高血圧(高脂血症、糖尿病)は近眼で、お薬は眼鏡のようなものと考えてください」というお話をよくしています。眼鏡をかければよく見えるようになりますが、外すと見えなくなりますね。確かに薬を飲んで血圧が下がっても、やめるとすぐ上がってしまうことも多いのです。生活習慣病のお薬は体質を補うものと考えていただければいいと思います。だからといって、患者さん自身の努力が無駄だというわけではありません。生活習慣の改善によって薬の数を減らすことができたり、ゆるめの薬で安定させることができたりします。一緒に頑張って必要最小限のお薬で元気な老後をめざしましょう。
(みよし内科クリニック 三好 彩)
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